僕の話には興味ありませんよね。

自分が思ってるほど人は自分に興味がない。

のむらスマイルアースやめます!〜その1〜

タイトル通り!!!!

 

これは前の記事の続きっす。

overall.hatenablog.com

 

というわけで・・・

2017年4月1日をもってスマイルアースを退職します

 

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ぺろっ。

 

犬の写真使うとたくさんの人が見てくれるらしいから、よく和田堀公園でおじさんを散歩させてるパグさんの写真をどうぞ。

 

だからそれまでにみんな会いに来てね〜って言いたかったのでタイトルにしました。

 

で、なんで辞めんの?ってよく聞かれるので、何回かに分けてここに記しておきます。

 

まずはこちらをチラッとご覧いただきたい。

福島県二本松で過疎地域が気になる。なお気になるだけの模様。 | リヤカー日本一周〜Smile Earth 放浪店〜

これは僕が日本一周中に書いた記事。

何が書いてあるかっていうと、要するに人が全然いなくて、商売になんねーよ・・・ってこと。

そんなことを思っているとき、話しかけてくれた18歳の男の子のグループに色々質問していたら、どうも若い子の多くは都会に出たがっているということ。そしてそれを聞いた僕は「ただでさえ人がいないのに、その上若者が出て行ったらこの町はどうなってしまうんだろう・・・」って思ったわけです。

 

僕は神奈川県という都会で生まれ育った。だから東京にも電車一本で出られる。

たしかに、都会に出れば飽きるなんてことが出来ないくらい新しいものや施設が溢れている。僕はそういう環境で生まれ育った。

 

そんなことを漠然と考えながら、旅を続けた僕は北海道で衝撃を受けた

初めて訪れた北海道は苫小牧から始まった。

駅前のビルは潰れていた。飲み屋街は多くの店のシャッターが閉まっていた。

そんな苫小牧の街で一軒のBarを訪れた。そこは駅からも離れているし、周りも住宅街という立地の中でやけに賑わっていた。

なんでここだけ・・・と気になった。マスターはそんな僕の疑問を感じ取ったのか、こう言い放った

 

「楽しいことやってたら人なんて勝手に集まって来るから!!」

 

最高にかっこいいなってその時の僕は思った。

 

北海道の別の町での話。そこは苫小牧よりももっと田舎にある場所だった。

若い夫婦が自給自足を目指して二人で暮らしているその場所には、毎晩必ず誰かが訪れていた。

テレビもないその場所で毎晩みんなで酒を飲んだ。

酒を飲みながら、お互いの話、旅の話、将来の話、いろんな話をする。

みんなで楽器を演奏して、みんなで歌って踊る。

昼間は農作業や動物の世話をしたりした。

 

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夏の終わりにみんなでお祭りを創り上げた。

そこには今まで以上にたくさんの人が集まっていた

 

旅は続く。

その先もずっといろんな感情が沸き起こった。

シャッター街を見て何かを思う。

閑散とした週末の飲み屋街を見て何かを思う。

田んぼと畑しかない村で楽しそうに晩酌してる人たちを見て何かを思う。

腰の曲がったおばあちゃんが野菜をくれた時に何かを思う。

農作業の手伝いをして何かを思う。

移動する暮らしを実践する人の話を聞いて何かを思う。

都会から山村に移住して来た若い人たちの話を聞いて何かを思う。

 

たくさんのことを感じた旅の中で、僕は人の流れを作りたいと思った。

都会で生まれ育った僕はこの旅で貴重な経験をたくさんした。

都会で生活し続けたとしたら絶対に分かり得ない、感じることが出来ない感情や体験を味わった。そこから僕はいろんなことを考えた。

 

前にも書いたけど、経験っていうのはすごく大きな財産で、本を読んで知っているだけとはまったく違う価値を持っていると思う。なによりもまずリアルだ。体験の記憶は事実に限りなく近い。

 

そこから思い描く想像や想定や考え方は、現実で起きたことに基づいている。

ある伝聞だけでその人を思いやる気持ちと、直接出会って接した人を思いやる気持ちだったらきっと後者の方が寄り添えると僕は思う。

 

で、それがスマイルアース辞めるのと、人の流れを作るのとどう関係があんねん!って話はまた今度。

 

テスト勉強しなくちゃ・・・