吸う人も吸わない人も読んでみて欲しい僕の喫煙にまつわる話
やめようやめよう、やめるやめると言い続けてきた僕がついにたばこをやめます。
だから今日はタバコにまつわるお話です。
吸う人も吸わない人も読んでみてください。
タバコは慣れるまでとても不味い
度々言ってますが、僕は「知ってるつもり」が嫌いです。
22歳の冬にそれまで10年続けてきたバスケを辞めた時にたばこを吸い始めました。
バイトの先輩が「タバコ吸ったことないのに吸う人を否定するのは違う!」というのもありました。
それと居酒屋を自分で開業したいと思っている自分はなんとなく「お酒を飲んでいる時にタバコをすいたくなる」という喫煙者の気持ちを知りたいと思って吸い始めたのでした。
初めて吸ったタバコはとても不味かったのをよく覚えています。
そのあと口にするものがすべてタバコの味がして、何を食べても美味しくありませんでした。
しかしそこで辞めない謎のこだわりを持っているのが僕です。
「一日一箱を無理なく吸えるようになるまでやめない」
という謎の気合いを入れ吸い続けました。
吸い始めて半年も過ぎた頃、一日一箱を簡単に吸うようになりました。
その後はそれをある程度の期間キープしようと思い、一日一箱ペースを続けてきました。それはもう意図的ではなく習慣化されたものでしたし、完全に依存は始まっていました。タバコは僕の生活にはなくてはならないアイテムになりました。
依存の始まり
1年も吸っていると今度は
「辞めた人の気持ちがわかりたい」
ということで禁煙を試みたりしてみます。
禁煙1日目。
仕事が忙しいと全く吸うタイミングがなくそのまま一日を終えられます。我慢出来るというよりもタバコを吸う暇もないといった感じです。
禁煙2日目。
「昨日は忙しくて我慢するまでもなく吸う暇なかったな〜」とタバコを意識し始める。吸いたくなる。が、我慢できます。
禁煙3日目。
タバコが吸いたくなってそわそわし始める。集中力が低下して仕事の能率が下がります。
テキパキと仕事ができなくなって喫煙者の店長に「仕事出来なくなるなら禁煙なんかすんな!」と怒られる。
そして、吸ってしまうのです。
これで僕は「タバコを辞めようとして辞められなかった人の気持ち」がわかりました。
結果オーライです。
世の中は喫煙者に対する誘惑に満ちている
非喫煙者の方には絶対にわからない感覚がそこにはあるのです。
- 景色が良い場所
- 空気が綺麗な場所
- お酒の席
- 気温が低く湿度が高いところ
- 仕事やり終えたとき
- 眠い時、疲れた時
- 満腹の時
- 良い汗をかいた時
などなど。日常生活の中でタバコを吸いたくなるタイミングはいたるところで待ち構えているのです。
ここで一つタバコにまつわる小話を一つ。
日本にはタバコの品質を検査する「タバコマイスター」という職業があります。
そのタバコマイスターは毎日何十種類、何百本というタバコを”試し吸い”するのが仕事です。
そんなタバコマイスターにインタビュアーが尋ねました。
「結局、一番美味しいタバコはなんですか?」
すると彼はこう答えました。
「うーん…仕事終わりの一服ですかね(笑)」
インタビュアーはきっとタバコの銘柄を聞いたのでしょう。
彼もそれはわかっていたのかもしれません。
しかし、彼は銘柄ではなくタバコを吸う”雰囲気”が全てであると答えたのです。
つまりほとんどの喫煙者はタバコに依存していて、その味や香りではなくて、その時の気分や雰囲気でタバコを美味しいと感じると答えたのです。
愛煙家で有名な北の国からの作者、倉本聰(くらもとそう)氏は喫煙シーンを巡って
「喫煙シーンが描けないならペンを折る」
「僕がタバコを吸うのをやめていたら北の国からは生まれなかった」
などといった発言をしています。
「タバコは格好つけるために吸う」という人もいると思いますが、そういったドラマやアニメでタバコの煙を吐き出すのが”雰囲気”を作っているのは言うまでもないでしょう。
じゃあなんでタバコやめるの?
色々とタバコを吸う言い訳を書いてきましたが、結局のところ依存なんです。
でもタバコなんて百害あって一利なしです。
身体にも財布にも何にも良いことなんてありません。強いて言うならタバコ農家と国の税収を多少なりとも助けているくらいです。
あとちょっとしたタバコミュニケーションがあるくらいです。
口臭も体臭も臭くなるし、持ち物や服も全てタバコ臭くなります。
やめる理由はなんとなく、やめたくなったから……
さあ、そんな気持ちでやめられるかな…
嗚呼、今日も木曜日……
大切なことは身体に染み込んでるって話
やまんです。
今日はですね、奇跡のようなことが起きたのです。
埼玉からお客さん(A君)がきたんですけど、彼は元々お店を知っていて何度か来てくれたことがあったようです。
今日は東京に住むという友達(R君)を連れてきてくれました。
二人と初めまして〜ってしてA君と共通の友人の話をしているとR君が突然
「え?!自転車とリヤカーで日本一周してたんですか?」
と聞かれました。いつものことなので「そうなんですよ〜」と話を続けようとすると、
「僕、日本海側で見たかも…」
と言うではありませんか。
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1年前、旅中に東京に帰ってきて、一ヶ月高円寺で働いた後、10月17日に秋田から再出発して日本海側を南下して関西に向かっているときのこと。
山形だったか新潟だったかは定かではないんだけど、峠の坂道を登るのに必死で、下を向いたまま死にそうになりながら自転車を漕いでいました。
ふと気配を感じて顔を上げるとすぐ目の前に坊さんの格好(托鉢をするときの格好)で歩いてる人がいたんです。
頭には傘を、背中にはまるめた銀マットを刺したバックパックを背負っていました。
普段ならどこから来たんですか?などと声をかけるところでしたが、この時は道も狭く、坂道を必死に登っていたこともあってお互いに「どうも」という一言だけですれ違ったのでした。
僕にとっては坊さんのような格好をした若い人を見るのは珍しかったのと、坊さんがバックパック背負って、しかも銀マットを持ってる(=野宿をしている)というのが衝撃的だったのでよく覚えてます。
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坊さんみたいな格好して傘かぶってましたよね?
「はい、僧侶なので」
「リヤカーの後ろになんか絵が描いてありましたよね?日本一周とか」
はい、水色のリヤカーです。
……
…………
「「あの山道ですれ違った人だ!!」」
エンダアアアアアアアイヤアアアアアアア
とホイットニーヒューストンが流れ出しそうな運命的な再会。
いや〜これはすごいです。お互いの素性も全く知らず、本当にすれ違っただけなのに、まさか東京で再会してしまうとは……。
いろんな再会をしてきたけど、これは鳥肌ものの再会です。
それで今日書くことは急遽変更。
大切なことは心も頭も体も僕の全てが覚えてる
僕は旅中のメモはあんまり意識的にとってなくて、「大切なことは心が覚えてるから大丈夫」ってスタンスで生活をしてきました。
写真は記録ではなくブログ用や宣材写真のつもりで撮影していました。
今書いている日本一周ブログも記憶を辿って書いています。
でも、なんかぼーっとしてたら、ふと「あ、こんなことあったな〜」って昔のことを思い出すこととかってありませんか?
そんなこと思い出そうともしないようなことの記憶がふと蘇ることがありませんか?
僕はたまーにあるんです。
それを思い出すことが何かの暗示だとか、そんなスピリチュアルな話なんてしません。
ただ僕は僕の経験してきたこと全てが体の中に染み込んでいて、心も頭も目も耳も鼻も手も足も…体全部でそれを覚えているんじゃないかなって。
嬉しいことも、悲しいことも、辛いこともたぶん全部身体に染み込んでる。
普段は忘れてしまっていて、思い出そうと思って頭で意識しようとしても、意識すらできないような記憶も含めて、全ての経験が今の僕を作ってる。
何気なく過ごしてしまっている毎日だって未来の僕を確実に作ってる。
今日の出来事は経験が身体に染み込んでるって話とはちょっと違うかもしれないけど、きっとそんな経験はどこかでなにかに繋がるかもしれません。
僕の2016年10月19日は、2015年の10月の何日かにあの山道で坊さんとすれ違っていなかったらこんな感動的な日にならなかったわけだから、本当に何がどこで繋がるかわからない。
そんな出来事をついさっき経験して、もっと毎日を、もっと目の前の人を大切にしようって思いながらも、明日からはきっと何気なく1日を過ごしてしまうんじゃないかなって思ってます。
でも大切にしようって思えたのはきっと僕のどこかに染み込んでるから、今この素敵だな〜っていう感情もきっと無駄にならないと願っておやすみなさい。
嗚呼、水曜日に書きたいのにまた木曜日。
物事を正しく知ってるって大切ねって話
やーまんです。
水曜日に書くつもりがまた木曜日……おかしいな。
このブログ、立ち上げた時のままだから寂しいけど、よくわからないからちょっとずつ手を加えていきましょうかね。
さて、僕は経済学部なんですけど、今受けてる授業は経済学とはあんまり関係ない地理学と文化人類学が面白いです。
文化人類学ってなんやねん!てなるでしょうが今度紹介します。
先週の地理学の授業中、地図の図法についての話題になりました。
よく目にする地図はメルカトル図法で描かれているんですけど、これは中学生で習うから誰でも知ってるはず。
位置関係が直線で表現されているので、昔は大航海に好都合だったため一般的に使われるようになったとか。
この地図の実際の世界とは違うところわかりますか?
丸い地球を長方形にするってこういうこと
この地図、南極点が下辺と北極点が上辺なのです。
点が線になってしまっているのです。
つまり引き伸ばして歪めて描いているから場所によって縮尺が違くて、高緯度のところほど面積が広くなってしまうのです。
だから地図で見るととんでもない広さのロシアやグリーンランドの大きさって、実はそこまで大きくなかったりするんです。
いや、見方を変えれば、小さく見える国も実はそんなに小さくないんです。
で、実際どれくらいの大きさなの?って話なんですけど、それがこのページで見れます。
どん!
偶然良いタイミングで誰かがfacebookでシェアしてたこのサイト。
指定した国をドラッグしてマウスで動かすと、動かした場所の縮尺に合わせてその国が小さくなったり大きくなったりします。
要はぐちゃぐちゃだった縮尺を合わせて国と国のサイズを比較することで「あ、実はこんなに大きい(小さい)んだ」って知れるのです。
でっかく見えるあの国も…
というわけで幾つか紹介しましょう。
実際に動かしてみます。
はい、このオレンジ、どこだかわかりますか?
これはグリーンランドです。一番最初の画像と比較してみてください。
左上の白いやつがグリーンランド。普段見る地図ではこんなに馬鹿でかいグリーンランドですが、日本の隣に置いたら中国の半分以下のサイズです。
はい続いて。
はい、この青い国はロシア。
最初の画像がこれ。
南米なんて軽く飲み込んでいるように見えますけど、実際は同じくらいの広さなんじゃないかな……
大抵のことは知ってる”つもり”
世界地図から「ロシアは南米も飲み込んでしまう広さ」って知ってるつもりになっていたけど、実際はそんなことはなかったように、知識としてつけてきたことって大抵知ってる”つもり”になってるだけだと思うんです。
中学生の時に習う時だって、「この地図は実際の大きさとは違うんですよ〜」って習ってるけど、そんなの忘れてなんとなくの「世界地図のイメージ」で物事を把握してることってすごく多いですよね。
べつにグリーンランドが本当は中国より小さかったって、僕の日常にはなんの影響も及ぼさないんですけどね。
少なくとも、「正しくないことを知って、知ったつもりになってる」ってことは、想像だけの世界で生きてるのと同じなんじゃないかなって僕は思ってしまうのです。
そして色んなことを正確に知ってる方が絶対にカッコイイとある日の僕は思ったんです。単純に。
体験って絶対に正しいんですよ。だって目の前の現実で起こったことなんですから。
そんな思いが募った結果、自分が見た景色、それを見て自分が感じたことを事実として、体験として自分の中に積み上げていきたいなと思ったのが僕の旅の始まりでした。
もっと歳食って、誰もが「お前はもうおっさんだ」と認めるようになった時、カッコイイおっさんになりたくて旅に出ようと思いました。
いつか来るべき時が来た時にカッコつけたいから旅したくなったんです。
そう自己満足です。
宇宙の広さは自分の知識の量
ちょっと話逸れるけど…
高円寺のとある飲み屋のマスターの言葉なんだけど、これ聞いて確かにな〜ってなったんです。
例えば僕は冥王星とか海王星とかまでしか宇宙のこと知りませんけど、宇宙に詳しい人ってその先のことまで知ってるんですよね、たぶん。
ってことは僕より知ってる世界が広いんですよ。
べつに生きてる世界が広い方が良いとか偉いとかそういう話じゃないんです。
ただ僕は欲張りだから、自分が生きていく世界は広い方が得するんじゃないかな?と思っちゃいます。
だって、駅の南口にあるラーメン屋さんしか知らないより、北口にあるラーメン屋さんも調べてみた方が選択肢増えるし、もしかしたらめっちゃうまいラーメン屋あるかもしれないじゃないですか。ね。
よくわからなくなっちゃったので終わります。
25歳のぼっち学生が学生生活をエンジョイし始めた話
やーまんです。のむです。
日本一周ブログの途中ですが、同時進行で旅とはあんまり関係ないブログ始めます。
とは言うものの、今の僕の大学生活は旅の経験抜きには語れませんので、旅の話がすこし絡みます。
そんで、僕は毎週水曜日に書きますね。
と言いながら木曜日になっちゃった……。
まあ何にも縛られず、好きなことを思うがままに書こうかなって思います。
僕、復学しました
僕のことを知っている人は知っていると思いますが、僕は25歳で大学生です。
浪人して大学に入り、勉強しなかったせいで留年し、さらには休学して旅に出ました。
ここまでくると残るは中退か卒業のどちらかですが、卒業することを選びました。
こんな感じで自転車にリヤカーをつけて旅をしていました。
街で無許可の立ち飲み屋を営んで生計を立てながらの1年2ヶ月は刺激的な時間でした。
さて、ずーーーーーっと中退したいと言い続けていた僕ですが、旅から帰った1ヶ月後、結局は大学に復学したのでした。
大卒という資格
大学を辞めたいという学生に多くの人は同じことを言います。
- せっかく入学したんだから卒業しておきなよ
- 大卒って資格みたいなもんだからもらっておきなよ
みなさん他にも色々言ってくれましたが、この二つはとにかくたくさん言われます。
大卒ってだけで見る目が変わったり、中退ってだけで信頼が薄れたりするみたいです。
そんな偏見は日本では脈々と受け継がれていて、高校は神奈川県の進学校に通っていた僕はそんな風潮が「嫌だ嫌だ」と思いながらも多少はそんな偏見に染まっている気がします。
それでも僕はそんな資格はいらないと思っていました。
なぜかと説明すると長くなるから省きますが、とにかく大学に通いたくなくなっている僕を再び通わせるには「大卒の資格をとる」というだけの理由では足りなかったのです。
1年半も資格のためにくそつまんねー授業を受けるの苦痛だし時間の無駄だって思っていたのでした。
思わぬ形で大学が楽しくなった
そんな思いで復学した僕ですが、一応本気で卒業するつもりはありました。
親と「卒業する」と約束して旅に出ていたのでそれは守るつもりでした。
復学初日。なんとなく興味がありそうな授業や、興味はないけど取らなきゃいけない授業を組み合わせて時間割を作って出席します。
法律系の授業、金融についての授業、経営学、地理学の授業。
色んな授業を選びましたが、あとで自宅での無駄な勉強時間を作らないように真面目に授業を聞きました。
するとどうでしょう。思いの外楽しいんです。
今まで何のためになるかもわからず、卒業という資格取得のためだけに通って聞き流していた授業がすっごく楽しかったのです。
この感覚は旅での副産物のような物でした。
知識と経験が繋がるのを感じた
旅中には一人の時間がとても多く、色んなことを考えてきました。本当に色んなことを。
シャッター街を目の前にして「どうしたらこの街に活気が取り戻せるんだろう」とか。
日本って狭いと思ってたけど、狭いなりにも多様性があってめちゃくちゃ面白いとか。
地域性ってあるんだな〜とか。
彼女の誕生日プレゼント何にしようとか。
どうやったら経営がうまくいくかなとか。
たまには自炊で揚げ物したいなとか。
他にもたとえばリヤカーで立ち飲み屋をするとき……
リヤカーで全国各地で立ち飲み屋をする知識はおろか前例がないから、まずは自分なりの理論の構築が始まりました。
- どんなところで営業すれば苦情をもらわず、かつ人がたくさん来るか。
- どんな人にどんなタイミングで声をかけたら客引きできるか。
- どうすれば盛り上がるか。
とか、色んな事柄を組み合わせて「リヤカーで売り上げを作るための理論」を構築しました(無意識的に)。
これは前例がないから僕が作り上げるしかなかった理論ですが、たとえば僕に経営学の知識があったなら、もしかしたら全く違った営業方法をしていたかもしれませんし、知識と重なるところがあれば、その分理論の構築にかけた時間を削減できたかもしれません。
いつも真面目なことを考えれば考えるほど、知識が足りないことを痛感させられたし、なにかある問題に直面したとき、その答えに対しては短絡的な考えしか浮かばなかったのです。
それで、授業中に何を感じたかっていうと
「こういう知識があれば、こういう側面から考えられるんだ」ってことです。
すごく抽象的な言い方になってしまったけど、
色んな知識を持ってれば多角的な考え方ができるってことです。
当たり前なんですけどね。
シャッター街を見るときだって、地理学や経営学の知識があったら全く違う景色に感じたかもしれません。
自給自足の生活を目指す村でももっと彼らのために何か知恵を分けてあげられたかもしれません。
旅中にずっと考えていた問題の”考え方”を大学の授業で教えられている気がします。
多方面から物事を捉えられた方が良い
そういえば石川県の金沢でお世話になっていたTRIBECAというバーのマスター、達郎さんに言われました。
バーテンダーはボトルのラベルが後ろ向きだってなんのお酒かすぐわかるけど、お客さんはそうじゃない人が多いよね。店員と客は見てる酒が同じでも景色は違う。
色んな角度から物事を見れるってすごく大切だし、ときには有利にもなるんじゃないかな。
問題解決のときにはそういうのはすごく有効だよ。
それに、たったそれだけのことで見える世界も少しだけ広がるかもね。
あのときも「確かにな〜」なんて言ってたけど、今になってじわじわとその本当の意味がわかってきたような気がします。
というわけで!!
結局、僕が旅を終えて大学で感じたことは
大学の授業楽しいやん!!!
ってことと
「授業真面目に聞いてたら役に立つかも」
役に立つかも
”かも”
ってことです。
知識は新しい経験にも、過去の経験にも予期せぬときにリンクするんだなって思うのです。
だから、”かも”。
僕はそんな気持ちになりましたよってお話なのでした。
SmileEarthとして旅をするということ
本日5日目〜!まいど!のむです!
昨日は柏での最後の営業でした。
各日4時間程度、計12時間ほどの営業で放浪店としても僕個人としても成長できる時間でしたし、来てくださったお客様同士の繋がりができる瞬間を目の当たりにすることが出来て、すごく有意義で濃い時間を過ごせました。
高円寺のCafe&Bar Smile Earthは「笑顔」「旅」「繋がり」「夢」をテーマとするお店です。
お酒を作る僕の目の前で生まれる繋がりや笑顔は、高円寺で生まれるそれと全く同じもので、正しくそこには”小さなSmileEarth”がありました。
ところで日々の写真を見てお気付きの方もいると思いますが、この3日間毎日お店に来てくれていた人たちがいます。
僕が柏にいる間泊めてくれていた友人と彼が働く古着屋さんのスタッフの方々です。
僕は口にはしませんでしたが「いきなり知り合いが多い街でやったらやり易いに決まっているし、つまらない」と、ブログやTwitterを見る人から思われているかもしれないな〜なんて思っていました。
正直に言えば、最初の営業場所として稼ぎやすくて見知っている土地でやるというのは狙ってやったことです。
まさか3日ともみんなで来てくれるとは考えていませんでしたが、やり易さとコツをつかむという点で柏での営業はほぼ僕の思惑通りになりました。
「知ってる人が多いところで楽してるって思われてもいいや」
と開き直っていたのは事実です。
でもそんなことを思っていた僕に、いろんな繋がりをたどって放浪店に来てくれた一人がこんなことを言ってくれました。
「のむが来てくれたおかげで地元の柏が楽しくなった!」
僕にはこの言葉の意味がわからず
「でも俺すぐいなくなっちゃうじゃん(笑)」
と答えたら、彼はそうじゃないと答えました。
(あ、野村が面白いって意味じゃなかったのか)と恥ずかしくなりましたが、彼は続けてこう言います。
「柏にのむのリヤカーが来てなかったら古着屋の人たちと出会えなかったから。だから、ありがとう!」
鳥肌が立ちました。3日間、営業中もそれ以外も毎日楽しかったし、一人飲みに来てくれる度にすごく嬉かったけど、この一言には本当に感動しました。
彼はスマイルアース放浪店が柏に来たことで新しい繋がりを作り、そしてそこに価値を感じてくれました。
その瞬間、僕がその場所にいる意味も生まれたのです。
旅をしながらの商売のコツをつかむとか、お金を稼ぐとかよりもはるかに大切な意味が生まれていました。
彼はそれを”ありがとう”という感謝の気持ちと共に伝えてくれました。
僕は柏でいろんな人に甘え、たくさんお世話になりました。
反省すべき点もたくさんあります。
お世話になった方たちに還すことができていないとも思います。
柏で来てくれたお客様全ては満足させられなかったかもしれません。
だけど彼の言葉は素直に喜んで、自信に繋げたいです。
改めて、柏で出会ってくれた皆さん!
ありがとう!!
たくさんの経験をさせていただきました。
またどこかで乾杯しましょう。
この旅は野村慶個人としてだけではなく、SmileEarth放浪店としての旅でもあります。
SmileEarthとして何か一つでも価値あるものを提供できる旅をしていきたいと思います。
それが商売をしながら旅をする一つの意味であり務めだと思います。
毎日めっちゃ楽しいです。
営業時間中はもちろん、思っていたよりもずっと過酷な移動時間も、今朝の初めての野宿も(笑)
商売をしながらの旅の楽しさは想像をはるかに超えています。
(今のところ。)
お店ももっとちゃんとした飲み屋にします。
SNSもブログも楽しい、うれしい、くやしい、ありがとうの羅列じゃなくて読む価値のあるものにしていきます。
まだ始まって1週間も経っていませんが、これからもよろしくお願い致します!
スマイルアース放浪店初営業!
まいど!のむです!!
旅二日目は営業初日!
朝からしっかり起きて準備してやったろ!!って思っておりましたが目覚めてみたら身体中が痛い痛い。
日焼けがすごいのです。あー動けない…と思ってまた横になったら二度寝して気づけばお昼。
前日営業できなかったので今日はしっかりしなくちゃと頑張って体を起こします。
とりあえずリヤカー取り外して自転車だけで営業場所を決めに行こう!ということで柏駅東口周辺をフラフラ。
途中で思い立ってダイソーでこんなものを購入。
これなんで写真横になってしまうんだろう…って昨日から悩んでます。
ホワイトボードって左利きには苦痛なんですよ。横書きにすると手が当たると消えちゃうから。
んでこれを背負っているカバンに取り付けて場所選び。
場所選びの基準はまだ経験も浅いので想像でしかないですが
- 人通りが多い
- 道が広く何時間か留まっていても邪魔にならない
- 苦情がこない
が主なところでした。いくつかいいスポットを見つけて一番最初に気に入った場所で営業することに。
商店街のアーケードの端っこで人通りが多く、目の前はゲームセンター、背後は工事現場なので明るくてうるさいから苦情はこないはず!斜め向かいにはドンキホーテがあるのですぐに必要になったものの買い出しが可能!!
そして近くにちょっとした飲屋街があるのでお酒目当ての人も通るという好立地。
ここだな!と直感で感じ取り一旦リヤカーのもとに帰って準備を進めます。
もどりつつここでやりたいっす〜と例のヤクザ屋さんに連絡。許可をいただいてここでやることに。
とりあえず営業に必要ない生活用品は友達の部屋に置かせてもらって酒と調理器具だけ積んで買い出しに向かいます。
「仕入れはどうしてるの?」
とよく聞かれるんですが基本的にはコンビニかスーパーマーケットです。
こうやって駐車して……
食材や腐りやすいものの在庫は持ち歩けないので食事は乾き物と缶詰メインにする予定です……
が!昨日は知人の来店がわかっていたので調理できるようなものを用意。
1、2品作りたいな〜なんて思いながら数種類の食材を購入しました。
実は重い思いをして運んできたお酒もほとんど自宅に眠っていたもので、種類も少なければ量も少なかったのでお酒も少々買い足します。
あと割ものを買って氷を買って、とやっているうちに……
あ、またリヤカー重くなってる……
人間なかなか性質を変えるのは難しいもので。
不要なものはないはずだけどあとでいろんな後悔をします。
結局あれもこれもと選んでいるうちにあっという間に夜8時に。
急いで先ほどの場所に向かい営業準備!
というわけで……
スマイルアース放浪店 OPEN!!!!
とりあえず高まる気分を落ち着かせるために一人でプシュッとビールを開けます。
旅に行くと決まってから約3ヶ月。いろんなことがありました。
遂にオープンできました。みなさんのおかげでs……
とか思ってたらいきなりお客様来た〜!!!!
しかも僕の父親の会社の同僚の方だそうで。ご家族で来てくださいました。
いや〜ありがたい。来てくださったご家族にも父にも感謝です。
1組目のお客様がまさか父親の知人とは思いもしなかったので……。
さてそうこうしているうちに続々とお客様が来てくださります。
気づけばこんな感じで……
リヤカーとは思えないほどの盛況ぶり。
いやー嬉しかったですねーありがたいですねー
でも、営業初日ですからね、良いことばかりではありません。
準備不足で一人テンパっていて作業も遅いし物がどこにあるかもわからないし、反省点だらけです。
一人でやってるのに物がどこにあるかわからないって……
とりあえず一つ言えることは「欲張ったらダメ」ということ。
自分でやること増やしすぎて手が回らなくてクオリティ全部下がったことにものすごく反省しております。
そんな感じで自分が提供できる全てが100%でもない状態で
外飲みでしかも立ち飲みで
それに対して自分で商品に金額設定して
いただいたそのお金で明日からの生活をさせてもらってるって考えると本当にちゃんとしなきゃいけないなって心から思うのです。
でもこれって当たり前のこと。
旅しながらだからとか全く関係なくて、店舗を構えていようがいまいが職種が何であれ、お客様がいる仕事ならお客様からお金をいただいてそれによって生かされているんだって頭ではわかっていたんですけどね。
でも結局意識はできていなかったんでしょうね。
それを強く感じて反省する数時間でした。
ずっと反省していてもしょうがないので今日はしっかり準備して、同じくらい遅めの時間に始めようかと思います。
昨日より自分の納得できる営業をしてお客様の満足度を高めたい!
それでは本日もどこかでご来店お待ちしております( ´ ▽ ` )ノ
日本一周1日目!!
まいど!のむです!
昨晩更新した【0日目】の続きのお話です。
ついに出発した放浪店長のむにはどんな苦難の道が待っているのでしょうか。
悲劇が起こるのはそう先の話でもなかったのです……。
さてさて、無事出発を果たした僕ですが、出発するために店から降りてきて自転車を見るとこんなものが!!
出発前からこんな(誤字はあるけど)素敵なメッセージを!!
ありがとー!すごく嬉しい
さて、まず最初の目的地は千葉県柏市。
環状7号線ルートで目指します。
推定44キロです。僕の算段では6時間程度で着くものという考えでした。
しかしいざ漕いでみると、後ろの荷物は重いし自転車のギアを軽くしているせいで漕いでも漕いでもなかなか進みません。
実際のスピードは軽いジョギングくらいのスピードのイメージです。歩くのよりかは速いですが決して速くは進めないのです。
それでも出発後5分ほどで環7にたどり着きましたがその頃には太ももに乳酸が溜まってきている感覚が……
ああ、こりゃ大変な旅を始めてしまったな〜と思った直後最初の難関『陸橋の坂』が目前に。
よっしゃ!自転車降りずに登り切ってやろう!!
と気合を入れて近ずくとこいつの姿が……
軽車両進入禁止のマーク
こいつが現れると、自転車で旅をする僕らは迂回を余儀なくされます。
ファッキュー標識!
と心の中で叫びながらブログ用に標識の撮影をしとこうと思いポケットに忍ばせたiPhone6を取り出してみると…
画面がバキバキになっているじゃあございませんか!!!!!!
さっきまで無事だったじゃん!なんで?!
わかりません。なぜなんでしょう。本当に。
とっても打ちづらいです…ハプニングは旅のスパイスだなんてことを言いますがこれはショック。
1年後、帰ってくるときには「音声入力マスター」にでもなっているんでしょうかね。わかりません。
あまりのショックで出発から2時間程度できっしーが僕の出発前、密かに作ってくれたお弁当に手を出します。
ありがとう。美味しかった。そしてめっちゃ嬉しかった。
深夜のコンビニ前でモシャモシャと弁当を食べていると大学生と思しきアベックがリヤカーを凝視しながら近づいてきて声を掛けてくださいました。
旅に出てから初めての激励の言葉、そして初めて出来た友達です。
ますみくんと彼女、声をかけてくれてありがとう!
ちなみにね、この時もう一組「頑張って〜」と声を掛けてきてくれた方々がいたんです。
「どれくらい周ってるんですか〜?」
という質問に僕が
「今日初日なんですよ〜」
って答えたら
「なんだよじゃあまだ疲れてないじゃん、じゃあいいや」
と握手していた手をパッと離されるという事案も発生しました。
あなたの応援するか否かの判断基準は俺の疲労度の問題かよ!
初日数時間でも割と疲れてるわ!
と心でツッコミを入れていたのは秘密です。
でも、きっしーのお弁当とますみくんたちとの会話のおかげで、画面といっしょにバキバキに割れていた心が元気になれました。
さてさて、話を移動の話に戻します。
そうなんです迂回がめちゃくちゃ多いんです。
線路や川を越えるためにいちいち迂回します。
その度にリヤカーを端に停めてスマホで地図を見ます。
スマホを見る旅に画面割れてて反応しづらいなとイライラします。
そうこうしているうちに、東京すら脱出できずに朝を迎えてしまいました。
完全にリヤカーを引く旅を舐めていた自分を張り倒してやりたい気分です。
「28日は柏に行く!」と宣言した自分のその言葉に対する責任感だけで漕ぎました。
日もだいぶ高くなってきます。
「よっしゃ!日焼けしよ!!」とタンクトップに着替えます。
その後、今ではあのときの判断を非常に後悔するほど見事に太陽に焼かれました。
真っ赤です。火傷です。痛いです。
当然、朝になると交通量が増えます。
車道を走るとストレスがすごいんです。リヤカーめちゃくちゃ遅いですからね。
後続の車に申し訳ないし、危ないから気を張って左に寄って、それでいてリヤカーこすらないようにギリギリのところを走らないといけないし。
でもさすがに橋やトンネルでは歩道を押して歩きました。しかしそれも緊張します。
リヤカーの幅で歩道がいっぱいいっぱいになるので向こうから人が来ると戻ってもらわないといけなくなります。
そんなたくさんのストレスと闘いながら走っていると道行く人に声をかけてもらうのがめちゃくちゃ励みになります。
その度に嬉しくて笑顔になれて、がんばろ!って思えて息を吹き返せるのです。
そうしてみなさんに支えてもらいながらやっとの思いで千葉県に突入!
急に田舎になりました
いいね!夏っぽい!!いい匂いがします!!
そして、出発から15時間かけて柏に到着。
長い間待たせていた友人にお礼と謝罪をして「断捨離しよう」と決意した僕なのでした。
そのあと夜の営業をしようかなとリヤカーの整理をしている僕に話しかけてくれたおっちゃんがいるのですが、その出会いが僕のこの先の旅に大きな影響を与えることになると思っているのですが、この話はブログに書けないので僕と出会えた方はぜひ直接聞いてください(笑)
本当にそんな出会いってあるんだね!って感じです。
それがこれ。
そして二日目の今日はいよいよ立ち飲み屋やりますよ〜
柏のどこでやっているかはfacebookとTwitterでお知らせしていますんでチェックしてみてください。
ではでは!ご来店お待ちしております。
友人が働くお店のブログで紹介していただきました。
本当にいいお店なのでみなさんもぜひ一度行ってみてください。
僕のオーバーオールを買い付けてきてくれたお店です。
Gleefulホームページ:http://gleeful-kashiwa.com/
- Broccoli playhair (恵比寿 http://broccoli-playhair.com/)
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- Traveler's Dining PUSH UP (秋葉原 http://www.pushup365.com/)
- お酒とごはん。サンダルキッチン (阿佐ヶ谷 http://ameblo.jp/madhog/)
- ネギッチンneginegi (幡ヶ谷・初台 http://neginegi.com/)
- Cafe&Bar Smile Earth (高円寺 Facebookページ)